みちびき
★ 暗峠を楽しむ(下)(奈良県〜大阪府) ★
−道草的な道の話−
文面作成:2024 ⁄ 02 ⁄ 17
(最終更新:2024 ⁄ 02 ⁄ 16)


「道草的な道の話」について

テーマとして掲げるような話題ではないものの、道に関して筆者が興味を持った話を掲載。
他のテーマより“更に軽い内容”(笑)としているため、道草を食うような気持ちで閲覧いただけるとありがたい。


「暗峠」の場所



レポートリスト

 

■暗峠を離れる

前編となる(上)では、近鉄の東生駒駅から国道308号を徒歩で「暗峠」へ向かった過程をレポートしました。途中では峠へ向かうコミュニティバスを目にし、次回はうまく活用しようと思ったりもしました。

峠では過去にあった「1.3m」標識跡確認や、最狭部分を通る車を観察するなど堪能しました。そしてレポート冒頭に書いていた「企画」を実施するべく、峠を下ることに…という場面で前回は終わり、今回はその続きとなります。


峠の石畳路面が途切れる所に見つけた案内板で、改めてここが国道308号であることを確認します。峠の集落を抜けると道は若干狭くなりつつ、狭い谷間を傾斜を増しながら平野部へ向けて下っていきます。

途中で道端に、「手洗所」と記されたトイレが設置されていました。ここまで公衆トイレの類が見当たらず、ありがたく利用させて頂きました。そしてこの先に待ち受けている、「企画」実施の地となる“最大傾斜”ポイントへ向かいます。


■話題の最大角度の実感は

とあるカーブを見下ろすポイントで、カーブを抜け向かってくるゴミ収集車とすれ違いました。実はそこが、ネットやメディアで紹介されている“最大傾斜”の場所だそうです。期待してカーブに向かいます。

地図上で読み解いた値ですが…コーナー部分は高低差は5mほど、カーブ内半径も5mほどのようです。計算式は省きますが、それらの値から傾斜(角度)を計算したところ、概ね18°ぐらいとなりました。実際はどうなのでしょう。


ここで登場するのが、(上)の最後で書いた“アイテム”です。ペットボトルに分度器を貼り、中にお茶を入れたチープなやつ(笑)。ボトルを路面上に置いて、水面と分度器で角度が読みとります。

画像では見辛いのですが、読み取った結果は計算値に近い15°ほどでした。本来はより角度がきつそうなカーブ内側で測りたかったのですが、角度がきつすぎたのかボトルが立ちませんでした。感覚的ですが、20°越えてたのかもしれません。

15〜20°と言われてもイメージが湧きにくいかもしれません。上掲画像2枚目に遊具の画像がありますが、一番右の子供が這いながら登っているのが30°の傾斜です。30°でこれですから、15〜20°も結構大変だとイメージできるかと思います。

■暗峠横断終了

最大傾斜の地を上から下から撮影していると、郵便配達のバイクがそこを走り上っていきました。きっと暗峠仕様のバイクなのだろうと勝手に妄想しつつ、「企画」を実施終えたのでゴールへ向かいました。

途中で進行方向の木々越しに、大阪平野の市街地が綺麗に見える場所がありました。望遠レンズ+デジイチを持ち込んでいてよかった(笑)。画像見てわかるようにまだ平地と高低差はあります。


更に国道を下ると、枚岡(ひらおか)公園入口にたどり着きます。公園を通ると近鉄額田(ぬかた)駅へ近道できるので、ここで国道308号と別れました。生駒からの約2時間半、楽しいお散歩となりました。

公園の後は住宅街の道を進み、額田駅からは近鉄電車の乗客となり京都へ向かいました。


■まとめ

今回は車を持ち込まなかったことから、気持ちに余裕を持ち暗峠前後の区間を観察することができました。お茶の水面角度で傾斜を実感できたのは良かったのですが、使ってみて何かと改善が必要と感じました。改善後の出直しが必要なのでしょうか(汗)。

出直しするかどうかは、体力と相談ですね。コミュニティーバス使えば良いのか(笑)。



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